夕暮れ落ちる前に白い月が昇る 春風優しく2つの影 ささやくように包んでいたよ 初めてこんなに誰かを想った いつもどうしていいのかわからなかった 君への想いはこぼれるほどあるのに つないだ右手もぎこちないキスも それだけがこの世界の全てだった 今日も君からもらった言葉を抱きしめている 私にとってそれはまるで月明かり 二人で見上げたあの時みたいにきれい 暑い夏の日差し 揺れる風鈴の音 深呼吸して見つめた背中は 思ったよりもすごく大きくて どうしてこんなに切なくさせるの? あの日二人で歩いた菓子屋横丁 君の歩幅に合わせてついていったね いつもの寝ぐせとほどけた靴ひも このまま時を止めてしまいたかった 夏祭りに二人で見上げた花火は今でも 私にとってかけがえない宝物 二人を見ていたあの月みたいにきれい どんなに遠く離れていても君と ずっといつまででも 一緒にいられますようにと 祈った 夜空に今日も瞬く星を見つめて こぼれる涙を一人こらえていたよ 言葉を持たない月が私なら 君という星見つめつづける いつもどうしていいのかわからなかった 君への想いはこぼれるほどあるのに つないだ右手もぎこちないキスも それだけがこの世界の全てだった 今日も君からもらった言葉を抱きしめている 私にとってそれはまるで月明かり 二人で見上げたあの時みたいにきれい