短い冬の日が またここに来たのね 見えない粉雪 この胸に降りてくる 寒さが心まで 人恋しくさせて 鮮やかに戻る 記憶が胸を叩く あなたの運命に 私の居場所はなかったの 今でもわからない わがままな あなたの言葉に ついてゆけない ふりをしたれど 本当はどこでも あなたと二人なら この手をひかれて 歩けると思ってた あなたの 愛が見えなくて 自分でさよならを あなたへ投げつけた ドアを閉め コートも脱げずに 崩れるように 泣きだした あの日… ああ 時間の速さに 追いつけないままの 私だけが 変われない あなたの運命に 私の居場所はなかったの 今でもわからない わがままな あなたの言葉に ついてゆけない ふりをしたれど 町の灯が 静かにともって 心に 少しでも ぬくもり 感じたら あの人を 忘れたふりして 胸の粉雪 溶けるのを待ちましょう