悪くない 悪くない いや、決して悪くないが 何か足りないんだ あと少し あと少しって言うそのあと少しが 何か知りたいんだ 不貞腐れてたって ダレてたって 意味がないってのはわかってるから 買ったばかりのランニングシューズ 突っ掛けていつものランニングコースヘ おもむろにアスファルトを蹴れば 足の裏に刺激的なFeeling 季節の風が頬を撫でれば 消えてゆく否定的なFeeling こんなことくらいでアガれるなんて オレって割と単純なんだなんて 吹き出しそう じゃ、少しだけペース上げて行こう 少しだけ… 右に左にアップサイド・ダウンする坂道を 丘の上ヘと駆け抜けろ いつか あなたが見たその景色のかけらだけでも ものにするその時まで 止まれぬから 無くはない 無くはないんだろうけど 無くはないだけなら無いほうがマシさ 足りてない 足りてないんだ結局 足りてないんだ求める力が そんな 苛立ちすら動力に変えて 走り出す 呼吸を整えて 恥をかいて 頭掻いて もがいて 食らいついていくしかないぜ 遥か彼方 目を凝らせば 霧に霞む先頭の走者 されど彼の 目は捕らえてる その上の上行く 伝説の走者 一歩一歩がいつかきっと その先に願いを 運ぶと信じて 右に左にアップサイド・ダウン 新たな道を 丘の上へと駆け抜けろ いつか あなたが見たその景色のかけらだけでも ものにするその時まで 止まれぬから ただ流されて行くだけで 焦れる想いを 弾むリズムに変えろ いつか あなたが見たその景色が 目の前、目一杯に 拡がるその高みまで 走り抜くよ