今何時だっけ 君に聞く "3時ちょっと前" 君が答える 散々迷ってこれに決めた いちごのガムに赤いキャンディー うだるような暑さでも 待ちぼうけも悪くはない ガードレールに腰掛けながら 飲み込むガムに赤いソーダ このまま来なくてもいい どうだって いい そんな気持ちだったよ 君はどうだろう 僕らいつも空虚だった 遅れても気にしないだろ この天気も夏のニュースも ずっと向こうにあった 今何時だっけ 君に聞く "3時ちょっと過ぎ" 君が答える 誰も来ないよ たぶんずっと来ないだろう 誰だってそう 僕らもそう 街を囲むフェンスにただ 真っ白い指をひっかけながら 飲み込む本音と赤いソーダ このまま来なくてもいい どうだって いい そう言い続けているけど ここで待ってた 僕らみんな空虚だった 忘れても気にしないでよ この天気も夏のだるさも なんか気に食わなかった 今何時だっけ 君に聞く "電池切れた" 君が答える 誰も来ないよ たぶんずっと 僕と君は知ってたんだ 忘れても消えないってさ この天気も夏の恋路も アスファルトにへばってる "無駄になる"って 君に言う "さぁどうかな"って君は答える 誰も来ないよ たぶんずっと来ないだろう ガードレールに腰掛けながら 何かを待ってるフリをしよう 空虚だった 空虚だった 忘れても消えないんだよ 空虚と一緒に 飲み込むガムに赤いソーダ