訪れるたびにくすむ町並み 横目に入る人影もなく 一人歩いてた街路樹の中 行くあてもない空気感じた また夏がくれば思い出す あの街角の行きつけのCAFE いつも流れてたJAZZとかSOUL 飽きずに飲んでた珈琲の味 あれから何年も時が過ぎ 霞み続ける場面の数々 「あー、 あの人が居てくれたなら…」って 思いながら乾杯してる 心地よい音と小銭があれば 僕らは何処へだって歩けた 見るたびに違う感情抱く 記憶の彼方のあの街探す まぁ聴け 事の次第はこうだ 気がつけば友人歴も長く いつの間にやら古株扱い 出会いのキッカケって何だっけ? 一体? それほど意識したことはなかったし 続いてくもんだとも思ったし ただ、本当にただ漠然と そこに在るモノだって思ってたんだ 常に願うは互いの健康 栄光を掴む夢とかあったよね 頭の中、幾多のシミュレート 締めの言葉「俺等は大丈夫」 立ち去る側との距離は増したけど 勝るのは築き上げた繋がり 一人、思い出噛み締める ありがとう、 また明日に踏み出そうか さよなら、僕らの記憶の街よ いまこうして離れた場所で 目を閉じ浮かぶあの頃のこと 何百という数の理由 持て余す僕らも歳を取った 僕らは何処へだって歩ける しかし何処へもたどり着かない これを僕は「成長」と呼ぶ 友よ、記憶の街は遠すぎる 「あー、 あの人が居てくれたなら…」 って、思いながら乾杯してる 「あー、 あの人が居てくれたなら…」 って、思いながら乾杯してる