向日葵が空 見上げている 暑い日差しを浴びて 昂る思い 天まで届けと 生き急いでる やがて向き合い 頭を垂れる 恨めしそうに 僕を見上げる 逝ってしまった僕の 愛おしい想いは 夏の日の打ち上げ花火 祭りのあと 秋桜が 秋雨に晒されている 雨粒が打ち付ける 生けるものは 忙しなく 働き続ける やがてしなだれて 物憂げに更ける 切なさを隠すように 花を散らす 空を泳ぐ私の 心と体は 燃えるような紅葉と 命の終わる音 此岸に身体を 彼岸に心を 別つ世界を歩いてる 運命を受け 天命に帰す 血塗られた川を渡って 水仙が 水面を望んでいる 映す我に息を呑む 鼓動が 疎ましいのを感じる そのまま身を沈める 桜が咲き誇る 淡い桃色 生命が顔を出す 風が吹き 俄かに熱を帯びる 輪廻は渦を巻く 花が舞い散り 水面を揺らす 僅かな心の 乱れを咬み殺す 眠りについた私の 永く淡い時は 迷える旅路の世界へ 赴くままに 鮮やか彩る生き様に 思いを馳せながら 川の流れに身を任せ 三途を越える ここから始まる