私だけ右を選んでいたから 干渉しないように 大した業でもないのに まるで幽霊部員行儀で配慮した 誰も立っていた土を 掘ろうともせずに マヌケ面で エンターテインメントと呼ばれ 始めた途端に 足の踏み場としか 思わなくなるだろう 何年経っても触れも 握れもしないようなものも ちょっと怪しさを帯びていくよ 嘘で満足できる世界の中へ いつか全部がバレる機械ができて 未来はまた はたから見るのをはたから 見てそのはたから見て またそのはたから言う どこでもいいけど 分からない人だけに 分からないでいてほしい 誰かが拍手をやめるまで ヘラヘラしていてほしい なんか変だ なんか変だと思うのが変か 思うのが変なのか 変じゃないか 嘘で満足できる世界の中へ いつか全部がバレる機械ができて 未来はドカーン!と ハジけてモツも飛び出して 三途のリバーで最後のサパー そしてライネケが言う 「全部がバレる 機械の中空っぽでした」と 電源抜いて終わろう
