Track by剥製の空
辿り着いた微かなる視野と 降り頻る灰は重なりゆき 阿庾多もの星 繊沙の命 全て銀白に包まれてゆく 確かに感ぜられた体温 少しずつそれは白く染まる 降るは固まり そして狂気へと 空と地を境なく埋め尽くす あの雲一つ 無かった頃の 季節の気配 面影はなく 辺りは次の時代 装う それは空白の史の再来 告げる 閾は遂に臨界値へと 最古の波形すら凍り付く 進まぬ土と 悴む雪の 感触が頭上に消えてゆくまで また一つ二つ吹かれ消える 灯火は合図 透過していく この航海の歩み 続けど 叶わぬ運命と 攪拌する陽