真っ白な夜明けのすみで 正直にすべり落ちてく ひんやりとこのまま僕は続く 通りすがりの泡にまみれて 横断歩道やわらかくなる なんとなく次の季節が見える 早くここへおいでよ 涼しい風が吹いてるよ 裸足のままで塗り絵の奥へ 大きく息を吸い込んで やがて天気雨が諦めよと忍び込む あぁ まどろみのなか 目を閉じたまま ゆらゆらと泳いでいたのに さえないけれど特別な光 小さいけれど少し暖かい 望遠鏡の外に出られたらな 静電気を 真に受けながらしょんぼりと余白を 削る なんとなくこのまま僕は続く 続く 早くここへおいでよ 涼しい風が吹いてるよ 泣いてないのに涙が出るよ 君の手をもう一度掴んで やがて天気雨が諦めよと忍び込む あぁ まどろみのなか 目を閉じたまま あてもなく泳いでいたのに 戻れそうでも戻れないのさ ゆらゆらと泳いでいたのに