媚びるように今宵も踊りましょう 指先が乾く前に絡みつける うつろな楔が しずめるリビドー 人混みに身を潜めて あなたのカラーに 染まったとしても 満たされることはないでしょう 誰かが決めた高潔なモラル捨てて 欲望のまま吸い尽くすだけ 暗闇の中で みだらに踊りましょう 理性を溶かしてから蜜をすする 砂上の舞台はウソでまみれて 狡猾に愛をささやく 羨望の末に 手にしたものは壊れた 孤独のまま羽根を開いて 地明かりの下で 足踏み鳴らすステージ 明かりが消えるまでは もがき続けましょう 甘い罠を張って 待つのは退屈なんだ 舞えぬなら落ちればいいわ 溺れさせてよ いつまでも枷をはめる? 胸の中から抉り出す情動 月の下 乱れながら舞う愛欲 吐息が熱を帯びる 朽ち果てるその時まで 燃えるように 誰にももう渡さない 物語の結末は