穏やかな夏の朝が 静かに始まる 軒先の葉っぱの上で 水玉が踊る 寝惚け眼をしたままで 遮光カーテンを開く いじらしい感傷の手は ギターを爪弾く 少し離れた公園で 子供達が笑う 揺れる木漏れ日につられて 虫達が騒ぐ 今日もうたた寝をしている アパートの学生 待ち惚けしていた女の子は もういない 世界の終わりには君と一緒に 世界の終わりには君と一緒に 日焼けしたプールサイドで はしゃぎ回ってる 降り注ぐ陽射しが みんなを夢中にさせている 弾むボールを追いかけて 汗が滴り落ちる ぶかぶかの麦藁帽子をかぶっている つけっぱなしたテレビの横で 若いふたりが 窓を開けるのも忘れて 抱きしめあっている 数え切れない囁きを耳元で連ねて ひたすら互いが互いを 埋め合わせている 世界の終わりには君と一緒に 世界の終わりには君と一緒に 僕はひとりで太陽に 大あくびしながら 何の約束もないのに うきうきしている ベンチに座って 冷たいサイダーを飲み干し 眩しい夏空に 愛の詩を探している 世界の終わりには君と一緒に 世界の終わりには君と一緒に 世界の終わりには君と一緒に 世界の終わりには君と一緒に