震える心を雨のせいにしては 僕は怖くて 君が怖くて 雲間から零れる光は、 夜も透かしていく 目も合わせずに通り過ぎては その度に「僕」を連れてゆくけど 都合の良い言葉で濁しても こんな形と声じゃ 届かないのに 答えなのに。 零れた言葉じゃ救えやしないのって 僕を怖がって 君が怖くって 「悲しい」って笑ってたけな 口を噤んでどちらへ傾けても 君と過ごした僕も 傷つけた俺も 涙が夜を重ねても わからないまま 震える言葉で蠢く言葉で 僕を隠して 僕を隠して 隙間から零れる願いは、 紛れもなく綺麗で それでも 目も合わせずに通り過ぎては その度に「僕」を連れてゆくけど 都合の良い言葉で濁しても こんな形と声じゃ 届かないのに 答えなのに。 零れた言葉じゃ救えやしないのって 僕を怖がって、君が怖くって 「悲しい」って笑ってたけな 口を噤んでどちらへ傾けても 君と過ごした僕も 傷つけた俺も 涙が夜を重ねたら ふたり映して 「お、はよう」 僕を、許してよ