まろやかな時間が瞬く 底なしの苦汁に怯えて その手を握りしめては ”いかないで”と呟いた ”大丈夫”と甘い 微笑みが突き刺さる 暗い海に溶けこむ優しさを 飲みこむ度に震えが止まらずに 長い夜に浮かんだ思い出を 泣きだす前に突き放してしまえ まろやかな時間が瞬く 底なしの苦汁に怯えて 君の優しさをまだ、抱えてた 暗い海の中、溶け込む優しさを 眺める度に頬に伝うもの 長い夜に浮かんだ思い出を 突き放すことなんかできなくて 暗い 暗い海に溶け込む優しさを 飲み込む度に震えが止まらずに 長い夜に浮かんだ思い出を 突き放すことなんかできなくて 君を 忘れない