焦がれた遠い街の影も 靴を投げて駆け回っていた頃なら 「くだらないね」と 二人で笑えたかな 見慣れない光に瞼を顰めても 忘れないで見つめて欲しい たくさんの未知を抱えながら 重ねた当たり前が育ててきた今を 追い風に置き去られて 立ち尽くしていた私を 引き摺り出した君とまた会えたら 垢抜けて見飽きた街で 「変わらないね」と 二人で笑えたらな あどけない笑顔に閉じ込めていた 傷も 眩い髪が隠した影も たくさんの日々を映しながら 霞んでゆくのでしょう 見慣れない光に瞼を顰めても 忘れないで見つめて欲しい たくさんの未知を抱えながら 重ねた当たり前が育ててきた今を