もう何も聞こえない もう何も見えない 地下鉄の プラットフォーム最終列車は 無気力な欲望たちを 押し込んで闇を滑ってゆく 遠のいてゆくサイレンが 賛美歌のように 僕の耳をふさいだ そして涙があふれた 失うたびに僕等は 強さ手にいれられるのか 情熱は今嵐の中で 夜明けを待っている 本当の声をきかせて ひしゃげたブルースでかまわないさ 今夜(トゥナイト)はじめよう 使い古した悲しみのなかに ためらう明日みつめていた '99 BLUES 誰のためでもない 君の歌さ <♪> 誰かの愛もない慈悲の言葉を 受け止める素直さは捨てたんだ 真夜中のカウボーイ気分で 街をうろつきまわって 家路を忘れちまった ハンバーガーショップで ほおづえついている彼女は ハートブレイク片手に 冷たくなってゆくコーヒーと 朝を待っていた 傷つくたびに僕等は やさしさ手にいれられるのか 流されるまま奪われるまま ここにいられないんだ 本当の声を聞かせて しゃがれた痛み(ペイン) 蹴り飛ばしてさ '99 BLUES 誰のためでもない 君の歌さ <♪> 月がのぼる 金色のメダルみたいな月が この夜を支配する独裁者 君の希望こそが君を独裁するのさ 失うたびに僕等は 強さ手にいれられるのか 情熱は今嵐のなかで 夜明けを待っている 本当の声をきかせて ひしゃげたブルースでかまわないさ 今夜(トゥナイト)はじめよう 使い古した悲しみのなかに ためらう明日みつめていた '99 BLUES きかせてくれよ 君の歌を