寒がる心は厚着で誤魔化して いつの間に毎日を書き 忘れてたのです あの日のままで 止まった日記 つづる暇なく そんな春でした せわしなく 事欠かず 話題はあるはずが 人々も街並も 気にしてないような あの日のことを 読み返したら 誰のためじゃなく 書いた春でした 文字と文字との つながりだけで よみがえる日々 そんな春でした 窓際で日を浴びて 消えてしまった文字 それでも読み進む 文字を作りながら これからのこと 書き込むページ まだ続くはず そんな春でした 文字と文字との つながりだけで 読み返すでしょう そんな春をまた そんな春でした
