最後の最後 君はいつも 涼しい瞳 優しくて 微笑みよりも ぬるいため息 そっと触れたくなる 雲色のベット 拭えない微熱 ずっと下がらなくて痛い 「また連絡するね」 ずるい魔法をかけて モノクローム 薄らあかりともる 冷めない夢のなか 帰れない帰りたくない 今にも消えそうな 三日月 碧(あお)に浮かぶ 電線にからんで まるで擦り切れ痩せた思い出 ほどけない ほっとけない 雲色のベット 朝が来る前に そっと サヨナラをしたのに 何もかもあの日に 「綺麗だね」と言って ずるい魔法をかけた 桜色の薄ら夕暮れどきに 戻りたい戻れない 壊せない壊したくない 「また連絡するね」 ずるい魔法をかけて モノクローム 薄らあかりともる 冷めない夢のなか 帰れない帰りたくない 冷めない夢のなか 帰れない帰りたくない