幼い頃の夕暮れ 街明かり 風あざみ 手を取り歩いた坂道 思い出はキャラメル色 移ろう木の葉の色も 肌寒くなった夜の気温も とどめを刺さずにそこにいるだけ そこにいるだけ 飽きるまで あなたの胸で泣いて 眠る こびりつき離れぬ愛 今でもただ残っている ぽつりぽつりと灯される 家々の賑わいの中 お腹を空かせて帰る道 思い出はアイスキャンディ 夏陰汗ばむグラス いつも通りの麦茶の味も 今では棘となりそこにいるだけ そこにいるだけ 限りあるものと知って どうにも出来ないで こびりつき離れぬ愛 今でもただ…