君は待っていた 冷たいブルーのベンチ 今はどこだろう? 小さな目から見つめられていた 私はどっかそっぽ見る あぁ なげやりな春風が吹くように あぁ 投げ捨てたんだ はるか彼方の方へ もうないあの春は 空に浮いて飛ばされてしまった なびくその横顔 まだ浮かぶよ 私は沈んだままで 君は去っていく 裸足で踏んだアクセルは戻らない 小さくなるのを見つめたままで 私はどこにも行けない あぁ 大きな涙 溢れそうだ 春の夜は短いから嫌だ もう次の日が来る 起きられるかな 窓の外で 鳴く声がしてる あけてゆく朝 外を見てる もうないあの春は そばを吹いて 飛ばされてしまった なびくその横顔 まだ浮かぶよ 私は沈んだままで 春風よ そばを吹いて 全てをさらってほしいよ 次の春よ あの横顔 飛ばされてしまえばいいな 春風よ 迫り来る次の春よ