哀しい歌を唄う様に 涙を流す君の横で 嘘で暈した輪郭が かけ違う言葉を吐き出した あの日の僕らを 嘲笑って否定した 弱虫なままで 震える君が あの日の僕らは まだ幼すぎて 「大丈夫だ」と 繰り返した 瞼を鬱ぐ 暗い闇が 懐かしい声を運んだ 「これで終わり」と呟いた あと幾つ『意味』を失うんだろう? あの日の僕らを 優しく拒絶した 生まれた意味などなかったのかな? あの日の僕らは ただ幼すぎて 臆病なほど 傷つけあった さよなら さよなら 何も知らないまま 世界が壊れる音が聞こえた さよなら さよなら 崩れ落ちる君が 儚いくらい 綺麗だった 名前のないこの感情が 僕らを蝕んでく 見てた景色 過ぎた日々も 霞んでいく 時間と共に違えていく 想いと距離 痛みだけが取り残されて 夜に溶けた