手と手繋いでも 目と目合わせても 2人はきっと重なりあえない 私はいずれ凍えてしまうでしょう 美しい氷になるの それでも いいと思えた 月明かりが照らしてくれる夜ぐらい 1人でも寂しくはなかったのに 人はみな欲張りだから 溶けてなくなった 飴玉 もうひとつ もうひとつと欲しがる Hu-u- 同じ場所同じ秒針の音 いーっしょにいても何故か ズレてぐちゃぐちゃさ 目と目があって 手と手繋いで あなたは言った 冷たい手だねと 私はあの日あの瞬間に 真っ白に溶けた だからね傷だらけになっても それでもいいから… 私は密かにため息を吐く あなたの寝顔 月に照らされる 満たされぬ気持ち 飽くなき欲望が渦巻く 私とあなたは重なりあえない ひび割れはだんだん 大きくなる ふとした時私だけが凍てつくのよ 不安や悲しみで 美しい氷は 砕き たくなる それを私はとうに知っている 薄氷のうえを歩くよなこの恋は あなたが砕いてしまうでしょう それまでは 傍にいたい