perfume

歌詞

ずっとずっと追いかけた 幼い頃のぼやけた記憶 きっときっと叶うって ただ信じてた この街を去る 泣き虫だった君を思って 諦め方を覚えてから 大人にも子どもにもなれないままで 秋の夜長が冷やした手を 今日もまだ 掴めないままでいるんだよ ずっとずっと追いかけた 幼い頃のぼやけた記憶 きっときっと叶うって 俯くわたしに笑ってくれた 涙の跡が消えないなんてさ もう随分前から無くなっていたんだ 沈む夕日を名残惜しんだ 君の横顔も思い出せないで 諦め方を忘れたくて 大人になってしまった 君の手のひらを 秋の夜長が冷やしたけど 何年かかったとしても 掴みにいきたいのに 突き刺す指に目を細めた 白めいてくらんだ視界のなかで一瞬 駅前交差点、向かいに見えた 君に手を振れなくなってしまった 最初から分かっていたんだ 過ぎ去った時間は戻らないこと まだ長い夜 冷える指先 繋げないまま風が通り過ぎていく 最初から分かっていても 面影探す癖は消えてくれない まだ長い夜 冷える指先 繋ぐ君がいないまま 溶けない冬が来る