ページを捲ったその手の感触に 次の旅立ちの予感を感じている 頭の中に浮かぶ光景は すぐに消えちゃうけど ふいに思い出す 思い出す 魔法の様だな 大好きなものが銀色に光っていた 目を閉じても分かる程の眩しさ 荒れに荒れた日々の波を 泳ぎ切る強さを 求めてまた僕は扉を開けるんだ 時には正義の味方になって 時には誰それを愛した この世界では何でも 出来るんだってさ 隠してた秘密の感情が 滲んで溢れて流れた とめどなく 大切なものがどこかにあるんだって 昔々からとっくに気付いていた そしてとうとう巡り合ったんだ ついに見つけたんだ ここが僕にとって羽を休める場所だ 時にはナイフを振り回したり 時には子供に逆戻った この世界では何でも 出来るんだってさ 初めて知るような感情が 滲んで溢れて流れた とめどなく あぁ、それはどこにでも行ける鍵で もう全て全てこの手の中に 小さくて大きなこの世界で 右左上下 前後ろ 過去や未来も自由に操った 隠してた秘密の感情が 滲んで溢れて流れた 紙の白 黒のインクは鮮やかに 初めて知るような感情が 滲んで溢れて流れた 目眩く世界を捲る