枯草の中で空を見上げて呟いた 何故雲は流されて行くのだろう ススキ色に染まる肌寒い季節に 物凄くチッポケな自分が 居たんだ!! 幼い頃と変わらぬ風景 幼い頃とまるで違う自分 草に足を獲られても走れたあの頃 絡まって動けない今の俺 何を知ったか? 何処で変わった? 煙草の煙に巻かれ息を呑んで唾を 吐いた 苛立ちに任せ殴り付けても 憤りに支配され言葉を失う 止まらない唄 鳴り止まない音に耳が痛む 何度も間違って何が見えた 答えなんかは求めてない 秋の空を流れ流れ行く 雲よりでかい空になりたい 俺に絡みつく草を 引き千切りたいやって来る 季節に置いてかれる前に そう…今…走り出したい 自分を信じなかったら誰も 信じちゃくれない そうやっと気が付いた 幼い自分に言い聞かされた 本当は俺も解ってたけど自信を 持つのが怖くて 何度でも間違えばいいさ 誤って進むしかできないから あとどれくらい傷つけば 秋の空を流れ流れ行く 雲よりでかい人になれる? 俺の中で鳴る音を 響かせるんだ 好きな音を鳴らすよ 怖がらずに歌え…そう…今… 信じる力は強い 真実なんか必要ない ほら今にも足の草は切れる