明後日を歌って (93poetry REMIX)

歌詞

変化に追いつけない日々、 ずっとこう 受け身のまま生きている意味 ほんともうやめにした方がいい 変わらないものなんてない 身体衰え、痛みは溜まる心へ 音漏れを気にしながら言葉を 記録する この行為の先にいったい何がある? 詩作よりも資格とった方が有意義 産むよりも前に進まないことが 苦しい 「これしかない」 とは口が裂けても言えない 明日いきなり歌う事を 奪われたとしても 明後日にはきっと哀しみながらも 生きている 今までの様にいつかそれを忘れる 振り返ればそんなこと繰り 返してばっかの人生 本当に俺は小さい人間 だから俺は俺が聴きたい言葉を 叫ぶんだ 「どうにもならなくても 生きていていいんだ」 生き延びるために曲を作り やり過ごすために金を借りて それでも見えない明後日を 息殺すように歩いていく 生き延びるために声を作り 泣いている 仮想の世界にて それでも見えない明後日を 絞り出すように歌っていく 「なんでこんなことやってるんだろ う」とか 「もっと他の事に時間を使った 方がいい」とか そんな考えが頭を埋める 平日深夜2時 眠気嚙み殺し余白埋める現実を 書いた文字 なりたい自分を表現するのではなく これまでの自分を 証明するそのための挑戦 俺の言葉にうなずいてくれる 人がいるだけで どこの誰よりもまず俺が 救われている 今日だけを生きて明日を迎えて 明後日にこの言葉がたどり着くまで ここで出会った事実は変わらず 無かったことにはならないはず必ず 人間は忘れられたら死ぬというが なんてことない死んだら終わりだ 恐らく殆どの俺の願いは叶わない だけどこの出会いは離さない 生き延びるために曲を作り やり過ごすために金を借りて それでも見えない明後日を 息殺すように歩いていく 生き延びるために声を作り 泣いている 仮想の世界にて それでも見えない明後日を 絞り出すように歌っていく もうさ、疲れるよな ブレないとか折れないとか そんな事言われても 決意は揺らぐし想いは曲がるし 強くありたいけど脆いままだし ピンチを跳ね返す力も無い というかそもそも別にたいした 逆境にいない 夢をかなえる歌も歌えなければ 成りあがる決意を書く度胸も無い だけどきっとそれでいい 普通の人がいつも 想うことを 言うまでもないような些細なことを 大げさに何倍にも感情を込めて 音楽の力を借りここで歌う 漠然とした将来の不安を 眠れない夜の長さと寂しさを たまに見る朝焼けの美しさを 明後日に届くまで歌い続ける 生き延びるために曲を作り やり過ごすために金を借りて それでも見えない明後日を 息殺すように歩いていく 生き延びるために声を作り 泣いている 仮想の世界にて それでも見えない明後日を 絞り出すように歌っていく 生き延びるために曲を作り やり過ごすために金を借りて それでも見えない明後日を 息殺すように歩いていく 生き延びるために声を作り 泣いている 仮想の世界にて それでも見えない明後日を 絞り出すように歌っていく