初めからあなたに優しくした みたいに詰め寄って 光さえ私に魅せつけて 無視して追っ払うの 言葉すら要らないなんて言って 遊んで楽しんで ユスリカな私が馬鹿な性だね そして 私はまたこの列車に揺れる 体温を吐き出しては進む 行く先も見つけられないまま 夜が消えそうね 初めからあなたは私なんて 見ちゃいなかったんだ 散り際の花でも観るように 浸って酔っ払うの その手が髪をなぶる ユスリカいっそのこと 潰して 藍の中この列車は走る 洗濯物もまた後の祭り どうせまだ夜は明けないから 月が辛そうね そして 私はまたこの列車に揺れる 体温を吐き出しては進む 行く先も見つけられないまま 夜が消えそうね 今日もまたあなたへ乗車する 懲りもせずまだ嘘と重なる この夜が見捨てられないまま 月を見ていた あの日見た光は確かに 温かったんだよダーリン