何回も繰り返した小節 教室に響く間違った音程 午後一時 跳ね返る日差し 諦めた振りがまだ慣れなくて ただ青い透き通る光 動けずに追いかけた 時は止まって ああ 消えそうにない焼け 付くような透明 ずっとあの向こうまで走れる 気がした きっと忘れられない突き刺すような 一瞬 呼吸も出来ないくらい睨み 続けたあの色 浮かんでは書き換えた言葉 もう少し迷うかまだ迷っていて 逃げ出したアスファルトの真ん中 立ち止まり目を閉じた 夏は始まった 希望と理想で黄ばんだイメージを 不安や昨日の現実が 塗りつぶしてしまった まだ失くせないまま 明日の色探していたんだ 消えそうにない焼け付くような透明 ずっと同じ風景に居られる気がした ああ 忘れたくない弾けるような 瞬間 写真に映らないから ただ吸い込んだあの色 ああ 消えそうにない焼け 付くような透明 ずっとあの向こうまで走れる 気がした きっと忘れられない突き刺すような 一瞬 呼吸も出来ないくらい睨み 続けたあの色