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白峯

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  • 2021.04.28
  • 6:18
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歌詞

衣を濡らすは夜霧か 止め処無いこの涙か 君の眠る陵で どれ程経を読んだろうか 共にこの歌を捧ぐ 松山の浪のけしきは かはらじをかたなく 君はなりまさりけり 松山の浪にながれてこし船の やがてむなしくなりにけるかな 白峯に寂しく 浜千鳥が啼いた 歌を返すその影 現世残った院の御霊 再会こそ喜ばしいが 問いかける 留まった理由を "お前は知らぬか世の混沌 魔と成った我の仕業と" 耳を疑い涙した もう一度歌を読む よしや君昔の玉の床 とてもかからんのちは何にかはせん 白峯に寂しく 浜千鳥が啼いた 辺り覆う陰火と 化鳥と共に消えゆく君は 少しばかり穏やかな顔で 白峯に寂しく 浜千鳥が啼いた 松山の浪にながれて

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