風に揺らいだカーテンの隙間 僕にはまだ少し眩しい朝に 美しく咲き始めている あなたの息吹を確かめる 色とりどりの未来が 羨ましく思えるよ 僕にはないものを持ってる 主役にはなれないから あの時 欠けたままの傷跡 埃をかぶった体だけど 僕が生きる世界で なにか誇るものを いつか見つけたいんだ ある夜のこと カーテンを閉めて 僕はいつも通り眠るはずだった 突然現われたあなたが 僕の胸の中潜るまでは 恥ずかしがり屋なのかな あなた ぎゅっと窄ませて 汚れた僕を見つめ言った 『強くて綺麗ですね』と あの時 かけてくれた言葉は 独りだった僕を照らしていく 僕が生きてく意味は あなたとならきっと 見つけられる気がするんだ 風に倒されても 立ち上がれずに泣いても 涙と孤独な夜を超えて きっと もっと 本当の強さを 知るための一歩だったと思うよ やがてはあなたと出逢った意味を あなたと歩んだ日々の意味を 美しく咲き誇る 儚くとも強い眼差しが 僕の生きる世界だ 幸せとはきっと 求めるものじゃなく 与え 支え そうやって増えていく奇跡だ