通り抜ける 過剰な光の放射を 子供たちが 虫のように 捕まえる しけっている ビスケットを 眺め くだける音を 伝えられるだろうか 誰か お前には 見えなくても そこに存在する とてつもなく 大きく 自己主張している 偏っている いびつな 虫の 囁きさえ 響いてる 先っぽまで 振動する こと気づく ひねくれた 相方を 助け 振り向かずに 近づく 足音を 聞き取れる だろうか いつもそうさ 苦手なんだ 一瞬のまばたきも さえぎらずとも 過ぎていく 雨上がりの 小旅行 お前には 見えなくても そこに存在する とてつもなく 大きく 自己主張している