いつもの街並みに 降りだす雨 傘も無い2人 人の群れ ねえ聞こえない あなたの低い声 悲しい予感 脅える夜も これで終わりね 横顔に映った あせてゆく愛 見ないふりしていた 「離れないで ずっとそばにいてよ」と いえないまま 2人の幕切れ ふり向かず行くのね もう二度と 激しい雨に1人打たれてさまよう グレイに煙る街 砕けて散った愛のかけらで ああ胸を刺して血を流す すべてが終わったの 何も残らないの 微かな痛みさえ 腕の中での嘘の約束 ずっと信じていた 歩くことさえ あなただけが頼りの女だったの 動けないの そんな私を どこかで誰かと笑ってよ 凍りついてく胸の奥まで からみつく記憶の抜け殻 愛し合ってた 向こう側に たかが愛を失くしただけなの ずっとずっと遠くに 逃げて行きたいのに この場所から 逃げられない 激しい雨が 通り過ぎてく ただ1人 アスファルトの上 砕けて散った愛のかけらで ああ胸を刺して血を流す すべてが終わったの 何も残らないの 微かな痛みさえも