歌う喜びを 口ずさむ鳥が 海風に乗っている この町を去るの 僕は目を覚ます いつもと変わらないようだが 心に大きな隙間が開いて 急に焦りだした 広がらないように そっと 傷を塞いでいて 「おはよう」と明日も君に言えるように まだ見ぬ不透明なステージへの 戻り得ない時間を与える道 もっと大きな その一歩を 二人でさ 聞こえているかい 光る水の音が ちょうど頭の上に 今 揺らいでいる 僕は起き上がる 少し背伸びしたくらいに 心のどこかの 隙間たちへ I say bye 君といれば 想像していた以上に きっと 風は冷たくて 足踏みしたりも 振り返ったりも 繰り返すだろうけれど ただ僕らは今 行くしかない 落とせないバトンを手にしてる いつかあの日の 鳥に会えたら 僕らは 新しい時代の中へ いまだ不透明なステージへの 戻り得ない時間を与える道 もっと大きな その一歩を 二人でさ どこを飛んでいる まだ遥か遠くの 静かな地平線