追いかけた白波は 僕らの焦りを砂に溶かし 派手に転ばせて擦りむく日々の 泣き笑いは絆を結ぶ 「もう行かなきゃ日が暮れるよ」 赤らむ空が君を連れて行く前に パパイア重ねた手を広げて 遠くで鳴る汽笛を目指して パパイア蕾が芽を開いて 僕らに手を振る サヨナラまた明日笑ってバイバイ 雨宿り屋根を叩く音が かき消すふたりの声 繋ぎそびれた手 穴が空いた傘から覗く迎えの車 辿る家路 俯くふたり 泣きだしそうな君の手 繋ぎ走り出した パパイア重ねた手を広げて 雨粒で虹の橋をかけよう パパイア蕾が芽を開いて 僕らを見送る サヨナラまた明日笑ってバイバイ 少しずつ変わって行く 海も山も街も声も人も 怖くても手を取りくぐれば 笑顔のまま タリラルラー パパイア重ねた手を広げて 遠くで鳴る汽笛を目指して パパイア蕾よ花開け すぐ会えるよサヨナラ 今日と明日をいつも 繋ぐ歌このまま天まで届け