どこか無機質で険しい道の中 暖かな木漏れ日を見つけたんだ よろめきながら導かれていく 懐かしさを感じるその声に 「迷いなく進む誰かに 着いていくのは疲れるよね」 そっと包み込んだ たとえ 正しくなくても、くだらなくても ここまで歩いてきたんだから 無理に笑っても、もがきながらも 昨日までの自分を乗り越えたんだね 絞り出した声を聞き逃さないように 今日は寄り添ってもいいかな 増えたはずだと思っていた誇りは 本当はちっぽけだったと気付いた 「いつか」って言葉 ワケもなく期待して 勝手に裏切られた気になった 忙しなく進む背中を 味方のように抱きしめる光に ちょっと寄り道して たとえ 情けなくても、格好悪くても その涙も遠くへ連れていくよ 瞼を閉じてね、思い浮かべて 大切な人がそばにいるから ずっとここにいたくても 足がすくんでも 失くした分まで進んでいくんだ 明日を生きるよ、共に生きるよ 昨日までの自分を乗り越えたから またここで逢えたら そんなこともあったね、と 君は笑ってくれるかな