あれから 今までにあったすべてのこと あらゆる君のこと浮かべながら 赤白色とりどりの花を摘んで 花束抱えて向かう君の家 天国も手入れしなきゃ あっという間に地獄なのにね ここにはもうどんな光も差さない さよなら 全部疲れた 流した涙はもう手のひらの中さ あんな立ち込めてた愛の霧 どこへと消えた さよなら 全部呆れた 誰かの影とかバレバレな秘密とか やめなよ馬鹿なんだから たとえば僕がどうなろうと 君には一ミリとて関係のない事 どんなに傷つけたって でも何のお咎めも無しで すぐにでも誰かしらの腕のなか いちいち最初で最後、な僕と 次から次へと愛される君とでは 愛の重みもきっと 最初からまるで違った さよなら 貸してたシャツとかもいいわ 手ぶらで帰りたい 合鍵と花束をテーブルの上に置いて まるでスローモーション 思ってしまった運命と 初めて君を見かけた夜も ひらりふわり散りゆく桜の花が 最後まで空を舞っていた さよなら 花束もきっと 君にしてみれば ゴミと変わらぬことも すぐに枯れて捨てられるのも 目に見えている さよなら 全部離れない 虚しさからまた溢れでた ため息と桜が空を踊る