彼は唯そこに居ただけだった 彼女は価値がほしいだけだったんだ 少年は正してほしいだけだった あの家は灯りを点けただけだった 吸い取られるあたしたちの生命力 突っ走って息切れそれでも走って 乾ききった口の中はまた血の味がし て ちゃんと生きてるみたい こんなのおかしいでしょう まるで望んでるみたいにほら溢れて る 貧相な生活は泥のよう 贅沢な生活にも吐き気がして 可燃ゴミとも認められず収集所で取 り残され あたしたちは燃え尽きないままどこ へ向かえば良い? 実態のない栄養源何度も蘇る腐らぬ 野望 ムシャクシャして喚いたって腹が減 るだけだった 乾いた口の中はまだ血の味がして まるで生きてるみたい こんなのおかしいから 望むのなら全てあげるよ その目に映るなら紛れなく 全て君のものさ無くさないでね 忘れないでね またいつか夢で逢いましょう