AWA

ホームのドアと列車のあいだ

Track by松岡宮

0
0
  • 2020.12.27
  • 3:31
AWAで聴く

歌詞

ホームのドアと列車のあいだ 折りたたまれた 駅員たち 「電車 到着しております 危ないですから下がってください」 しなやかな腕を いま 伸ばし ちぢむ のびる のびる ちぢむ しめて あけて あけて しめて そしてひとつの作業が終わる 「発車いたします ホームのドアから離れて下さい」 ホームのドアと列車のあいだ 折りたたまれた 駅員たち 始発から終電まで ちぢむ のびる のびる ちぢむ しめて あけて あけて しめて 始発から終電まで 休みなし 駅員たちは はたらきものだ ホームのドアと列車のあいだ お客様 その空間に とどまっていてはいけません その空間を見つめてもいけません 境目に立つものは切り裂かれる だからあなたはどちらかに 行かなくてはならない はやく はやく 駅員の声は うずまく風となり 細い隙間でくるくると廻るのは 半分 ちぎれた 落ち葉たち 早い西陽に 照らされて ホームのドアと列車のあいだ だけど何かがそこにいる ホームのドアと列車のあいだの その奥に続く砂利の奥の 深い谷間に誘い込まれた 白い何かが 冬を待ちながら 駅員たちと戯れている ホームのドアと列車のあいだ 折りたたまれた 駅員たち 「電車 到着しております 危ないですから下がってください」 しなやかな腕を いま 伸ばし ちぢむ のびる のびる ちぢむ しめて あけて あけて しめて そして また ひとつの作業が終わる 「発車いたします ホームのドアから 離れて下さい」

このページをシェア
松岡宮
の他の曲も聴いてみよう
AWAで他の曲を聴く
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし