<♪♪♪> 夢で見た街路地にある 赤いレンガの隠れ家で 水溜りに映る月を 窓辺にしゃがみ眺めている 笑みに潜んだ哀しみは あばかれる事は ない いつになったって愛せない 吠えて裂いたって届かない 化けて去ったって変われない 今日も泣いたって枯れはしない涙 絡まる欲に 理性を捨てて 生きれたならばあなたの元へ 駆けて行くだろう なのに私は あなたの姿を思い出せないまま <♪♪♪> どこの誰かもわからない 殺(あや)めた手が震えてる 揺れるランプはカチカチと 音をたてながら煽(あお)る 髪に滴(したた)る感覚が 心地よいかのように 止め処無い欲望も 揺るぎない本能も 騒がしい残像も さり気なく顔を出す殺意も 絡まる欲に 理性を捨てて 生きれたならばあなたの元へ 駆けて行くだろう なのに私は あなたの姿(かおり)を 思い出せないまま <♪♪♪> <♪♪♪> 闇に紛れた真実は あばかれる事は ない いつになったって愛せない 吠えて裂いたって届かない 化けて去ったって変われない 今日も鳴いたって枯れはしない声 絡まる欲に 理性を捨てて 生きれたならばあなたの元へ 駆けて行くだろう なのに私は 嗅ぎ回る夜にあなたが見えない 夜明けの街が 赤く染まれば そこには愛しいあなたの姿 動かなくても先が無くても あなたの姿を思い出せたようで