Track by青野りえ
雨が降ったらあの店で 傘の雫が落ちるまで休もう 少し煙る窓の向こう 貴方が通り過ぎるような 予感に 涼しい横顔で 訳もなく本を閉じて 窓たたく風のように 面影に揺られて ビルに映る空の模様 濡れた石畳の上で唄えば 貴方はいつも此処にいて けれど誰のものでもない どうして あの日のレコードが 終わるまでそばにいて 肩濡らす雨のように 思い出に誘われ 窓たたく風のように 面影に揺られて