ああ夢は いつでも青いままで 空に浮かぶ 白けた三日月の 舟でそっと漕ぎ出す 夜明け前 いつか見たような答えなら もういいよ 遠くに見える 街の灯も まぶたの奥で 揺らめいて 浮かんで消える 面影も ヘッドフォンから押し寄せる ああ夢は いつでも青いままで 今はただ ふたり 幸せ 願ってる 離れたくない 微睡みと 愛されたしるし 覚えてる 背中に触れる温もりも あと少しだけ このままで ああいつか 解けた約束の 糸を手繰り寄せては 編んでゆく あの日見せた朝焼け 微笑んで 泣きそうな程の答えだけ あたためて 遠くで響くサイレンも 胸に頬あて 確かめた 寄せては返す 水際の 波のまにまに 揺らめいて 水面に映る 街の色 まぶたの奥に 焼きつけた 浮かんで消える 面影も ヘッドフォンから押し寄せる