閉まりそうなドアをくぐり抜け 逃げていく無名の男 夜ごと考えていたことは このことだったんだ 耳に入るけど 心に入らぬ音 やぁきっとどこかでは 出会っているんだ たしか 明るいところ 走れよ 地下鉄 これがトンネルだって 妄想するな 出るなよ 地上に 暗い線路がずっとつながるよ お釣りを渡したおじさんが 僕の名前を知っていた 買い占めた切符の裏側を思わす 疑った いつまでも寝てる人を 起こさないように 僕の行動が広がっていっても きっと平気なんだ 走れよ 地下鉄 それが退屈だって 繰り返すな 出るなよ 地上に 三重奏で僕が奏でるよ メトロフリークスが行く