状況は困窮する 傘のないフライデー 淡いレインコート、喧騒に消えて 東京を奔走する 時に転倒する 夜の天井を眺め消えてゆく 着れた蛍光灯、古い冷蔵庫 一人きりの部屋で雨が 上がることを待ち続けて ついに本当のことも言えず 状況は困窮する 傘のないフライデー 淡いレインコート、喧騒に消えて 東京を奔走する 時に転倒する 君は感情に心臓を差し出した このままでいいのかなんて、 誰にでもわかるだろう 決して綺麗ではない 世界の中で笑うんだろう このままでいいのかなんて、 誰にでもわかるだろう 決して綺麗ではない 世界の中で笑うんだろう ずっと待っているよ この雨が上がる時を 淡いレインコートの君を待って 悲しい歌口ずさむように 待っているよ 振り返るフライデーナイト 街の明かりなどまるでない 君を思い出すことも今日はやめよう 傘のないフライデーナイト 街へくたびれたように手を振って 君を待つことも今日はやめよう