赤や灯や妖の 朱の音色のその向こう 朱の鳥居のその向こう 黄昏路の影法師 狐火花の煙る野に 宵のお宮の音の兆し 赤や灯や妖の 恋しや彼の声彼の名前 汝が名前を呼ぶのは誰そかれの 幽けき水面の童歌 君を乞うのは彼はたれの 世界の淡いの夢現 真白き雪路の足跡を 淡雪裳裾の丹の影を 追いてまろびて辿りつく 誰とも知れぬ人の声 いつとも知れぬ影の街 赤や灯や妖の 白や真白の道行は 宵のお宮の音の名残 世界の淡いの夢現 真白き雪路の足跡を 淡雪裳裾の丹の影を 追いてまろびて辿りつく 誰とも知れぬ人の声 いつとも知れぬ影の街 あかやあかしやあやかしの