彼女の暮らしは今 始まってる ずっとそばにいて 大きなソファーベッドに ヨコになって いつもそばにいる幸せは ある意味そんなもんで ある意味ひとりぼっちな ものなんだよ 窓から夜のすきまを 見つめる あの娘はさあ とってもとっても 静かな部屋に 今ではひとりで住んでます 冷たい夜はさあ 目の前かけぬけて 彼女の孤独を そっと ノックするんだ トトン トトン トトン あー元気ですか いくつもの季節がすぎさって 年をとっていく きのうのことさえも ずっと昔みたいに あの娘が笑ってるよ あざけ笑うようにねえ 何でもよく覚えてる あの娘が笑ってるよ とっても とっても さみしそうに笑ってるよ 捨て犬みたいにさみしい目をしてる 孤独な影をしょったままで 夜は更けてゆく キラキラ輝く幻みたいな夢を見る でもねえ 忘れちゃったよ 忘れちゃったよ でもねえ 忘れちゃったよ 忘れちゃったよ