「あなたを思うだけで、 心の隙間が埋まる気がしていた。」 あまりに弱すぎた 僕はいつもそうで、 分かっていても、 黙っているしかできなかった。 ああ。 あとどれくらい、 どんなふうに夜を超え、 虚ろな日々をやり過ごすことを 覚えたらいいの? 飾らずにずっといられたなら。 混ざらずに 一緒になれたならーねえ、ひどい? まだ醒めないで。 青く冷たく泡になって、 呼吸すら忘れて、 暮らしの中で消えていく。 尋ねてみたい、 あの時どう思っていたの。 もう、取り戻せない。 暮らしの中で消えてく水の音。 変わらずにずっといられたなら。 軽はずみ、嫉妬に慣れたなら。