まだ遠い先でいいから 追い風に吹かれてみたいわ またそう言う君を背負って 坂道上ってく小ちゃな自転車 向かい風がちょっとクーラー みたいだなって思った瞬間 自転車のスピードが ほんのちょっと上がる 風の向きが変わって前髪が逆立った いつまでも 甘ったれたままじゃ駄目か カザミドリどこを向いたとて 吹きつける向かい風 全て吹き去ってそれから気づいた それか遠すぎるのなら いつまでもこうして あなたといたいわ じゃあもう漕がなくてもいいかな 坂道下ってく小ちゃな自転車 若いやつの流行りや ベテランのライフハックなんか 不感だわ俯瞰だわ ガードレール曲がる 風の向きが変わって前髪が逆立った いつまでも 甘ったれたままじゃ駄目か カザミドリどこを向いたとて 吹きつける向かい風 全て吹き去ってそれから気づいた blowin' in the wind 独りでに blowin' in the wind 軽やかに blowin' in the wind 逃げてくばかり blowin' in the wind 漕ぐも漕がぬも自由さ だだっ広い道にぽつんと自転車 風の向きが変わって 目の色まで変わった いつまでも 甘ったれたままじゃダメか カザミドリ一回は飛んでみろ 追い風になるまで 全て吹き去ってようやく気づくまで