「苦しさ」とか「悲しみ」だとか 幼さとか劣等だとか そんなものばかり持っていたら 怒られてしまう けどそんなものでしか 自分を表現できないくらい未熟で、 それでいて随分と不器用に 生きてきてしまったな。 はやく大人になりたかった だけどこんな 大人になりたくはなかった なんて 変わってしまった顔を崩して。 じゃあどうすればいいか なんて 周り見渡したとこで何も そんな都合よく 解えは転がっていては くれないんだ。 正しい正しさのあり方すら 学校で身につけられなかった ていうかそもそも 「正しさ」 ってなんだ。 数式に当てはめて出る答えか。 それならこの感情すらも 簡単に片付けられてしまうな。 生きていたいと思うのに こんな世界じゃどうも 息苦しい。 この惨状も この心情も 喉につっかえた心臓も ねぇ もういいよ ねぇ もういいよ 吐き出してしまえよ 飛び降りたブランコと ビルの24階の違いに戸惑う。 長袖で隠した左手ががなった 九月中旬を染める花が 過去と諦めを絡めて咲き乱れて あぁ なんだか 似てるなって思ったんだ。 「くだらない」 と 吐き捨てられたものこそ 抱きしめてやらなきゃ いけなかったんじゃないのか なぁ。 その環境も その手の傷も そのしたり顔も何もかも あなたのせいじゃない あなたのせいじゃない あなたは悪くない いいよ 叫んでいいよ 泣いていいよ 怒っていいよ 背負い過ぎて丸まった背中は あなたのせいじゃない いいよ 唄っていいよ 迷っていいよ 違っていいよ その感情も その現状も あなたのせいじゃない いいよ 叫んでいいよ 泣いていいよ 怒っていいよ この世界がこんななのは あなたのせいじゃない あなたは悪くない 悪くないよ