アネモネの花のように 見えない毒を注ぐよ 気づかないさ 私のことなんて 見えちゃいないんでしょ 窓からさす月の光 照らす手首 うずくまる私 マイナスの感情の深海付近で 息もできないや どうしようもない現実と 右往左往もできない私 妖精に導かれて 東京の夜の向こうへ走り出す 明るいのなんて 銀の指輪だけが乱反射している それだけで 綺麗だ 同型に漏れるビルの光睨んで 空き缶を蹴っ飛ばす 最悪の結末はいつも隣で ニコニコしてんだ やめたくもなるさ それでもいくんだ また次の季節へ 思い出す アネモネの花のように 見えない毒を注ぐよ 気づかないさ 私のことなんて見えちゃいない 東京の夜の向こうへ走り出す 明るいのなんて 銀の指輪だけが乱反射している それだけで綺麗なのに 酔いも回って風と歌って 帰り道に 確定的なことなんて馬鹿みたいだ 間違い電話の向こうに出会う 将来だってあんだろ あの日の風景を思い出して どこへ行こう