残響

歌詞

窓を揺らしながら 季節はまた花びらをなぞる 終わりはまた始まり こぼれた夢の欠片が飛んでゆく 繰り返す 転げ回る その声は鳴り止まないだろう ひび割れたこの心に貼りついた エンドロールナンバー スピーカー 夜を劈いて 真っ暗闇を蹴飛ばして 精一杯の人生を走ってきた 残響は涙を抱いて 満点の星を揺らして ずっと夢の中で生きていられた いつだって あなたがいたから どんな夜も乗り越えられると思った キャンドル震えながら 思い出は星屑のように揺れる 止まったままの時間は 月夜の窓辺にまだ浮かんでいる 繰り返す 転げ回る その鼓動は鳴り止まないだろう ひび割れたこの心に 作りかけのメロディーがあるから スピーカー 夜を劈いて 青白い炎震わせて 精一杯の哀しみをうたってきた ステージはそっと煌めいて 祭壇は遠く霞んで ずっとその足跡を追いかけてきた いつかまたあなたに会えたら この気持ちを伝えたいと思った 街を抜け出し どこまでも行く 夜の冷たい風に揺れながら あなたを思うよ こんなに儚く美しい夢をありがとう さようなら スピーカー 夜を劈いて 真っ暗闇を蹴飛ばして 精一杯の人生を走ってきた スピーカー 今日も躍らせて もっと命を震わせて ずっと夢の中で生きていたいんだ いつだって あなたがいたから どんな夜も乗り越えられたよ いつまでも 僕の心に その声を また聴きたいよ あなたがくれた世界だから