何故か 知らずに 記憶 辿っている この影に 今 自分の姿 覚えている また温度が 流れ込んでく 裸のまま 浮かぶ 光 駆け抜けて 銀に 瞬いて 風に 揺らめいて 銀に 煌いて 地平線まで 小指 伸ばしてみる 草の上から 小さな 雫 滑り落ちる 探していた 丸い大地に 素肌 初めて 映す 光 駆け抜けて 銀に 瞬いて 風に 揺らめいて 銀に 煌いて 風は静かに 時間を刻んでいる 銀の光で 髪を梳かしている 空と大地が キスを交わしている 銀の光は 少し 瞼閉じる 染み込んでく 風の薫りに 抱かれて今 一つになる